第18回講演会報告

開会の挨拶と大槻公一氏による長年研究を続けられた動物のコロナウイルスについての解説は現在流行しているヒトの新型コロナウイルスとの関連を基礎から理解することができた。ウイルスの抗原変異、持続感染など今後のウイルスの動向を知る上で最も必要とされる認識を得ることができた。

次に松本高明(NPO法人QOLサポート研究会 理事長)が活動報告を発表し、昨年度の講習会の開催や前回の講演会について報告をした。

講演司会を岩田敏氏(国立研究開発法人 国立がん研究センター中央病院 感染症部 部長)にお任せし、講演会が開始。

第1部:講演会

講演1:中山哲夫氏ワクチンの歴史をひも解く

中山哲夫氏の講演は第2波のコロナウイルスの流行に備えてワクチン開発が、現在世界各国で進められているがワクチンの原点はジェンナーの種痘に始まり、多くの先人たちの努力の賜物であり開発の歴史を知ることでワクチンのサイエンスを理解してほしいことを話された。参加者からは新たな知識と感動を得たとの意見が寄せられた。

講演2:小原かおり氏腹膜リリースがもたらすメリットと簡単にできるストレッチ

小原かおり氏(infinibeaute(代表:八木沢和美氏)所属)

八木沢先生にもサポートしていただき、小顔になるマッサージを教えて頂く。

講演3:野口千代子氏「歌の話

コロナも吹き飛ばすような野口先生のパワフルな言葉・声・表現に心が躍る様だった。

小原かおり氏と野口千代子氏の講演は現在のコロナウイルスによる感染に立ちむかうためにも、身近なところでの健康管理を楽しく解説され、アンケートには本日学んだことを日常生活に活かしていきたいとの意見が多く寄せられた。

今回の講演会は、新型コロナウイルスに関して基礎的な知識の基盤に立って、現在、人類にとって問題とされるワクチン開発についてもどのような理解が必要とされるかを参加者が認識されたことは講演会の大きな成果と確信した。(写真は、お互いの間隔をあけながら行った座談会の模様)