第16回講演会報告

開会の辞:大槻公一氏(京都産業大学 教授)
海外での感染症予防の話題

挨拶:佐田康信氏(神奈川県政策局ヘルスケア・ニューフロンティア推進本部室ヘルスケアICTグループ主任主事)
「健康経営について」神奈川県のプロジェクト

報告:松本高明氏(NPO法人QOLサポート研究会 理事長)
「研究会の活動内容」
2018年と本年の活動(毛細血管観察意義の紹介)に関する報告

第1部:講演会

司会:岩田敏氏(国立研究開発法人 国立がん研究センター中央病院感染症部 部長)

講演1:吉田穂波氏「働く女性の効果的なヘルスケア」

吉田氏が日本、ドイツ、イギリス、アメリカで女性医療の研究と推進に携わった経験を踏まえて、女性が頼りやすい環境を整備するためのヒントや「受援力(困難な状況において人に頼ること。2010年、内閣府が“ボランティアを地域で受け入れるためのキーワード”としてパンフレットを作成し、東日本大震災後に少しずつ広まり始めた言葉)」やアサーション(相手に敬意を払いながら自分の意見を伝えること)について紹介された。更に神奈川県の健康支援リソースについて詳細に説明された。

講演2:野口千代子氏「心と身体に良い声・歌」

歌うことのもたらす効果(誤嚥の予防、消化液の増加、認知症予防、ホルモンの分泌が増加、ストレスの軽減)また腹式呼吸と胸式効果の効果についてもそれぞれのメカニズムについて詳しく述べられた。

腹式呼吸の実践では座ってマラソンを参加者全員で、実施し会を盛り上げ会場は熱気にあふれた。

第2部:交流会

こばやしあきこ氏の美しい独唱を拝聴しながら歓談の時が進行した。

また、猪狩氏から糖尿病の方にも満足いただける茶菓及び開発者※の紹介があり、参加者で食した。

※低糖質焼き菓子工房「あんな」穴澤百合子氏 
平成30年 女性起業家を支援する神奈川なでしこブランドで「安心安全な低糖質グルテインフリーの焼き菓子」として認定商品となる
平成31年 横浜ビジネスグランプリ2019で神奈川銀行賞を受賞

今回の「働く女性のヘルスケア」をテーマとした講演会は日常の身近な問題を基盤に取り組んだ講演会であったが国や神奈川県が打ち出している課題を参加者と共に前進させる成果があったと確信した。