肌のターンオーバー

【ターンオーバーとは】基底層で新しい細胞「表皮細胞」が生まれ、上へ上へと押し上げられていき、「角質細胞」になり、「フケや垢」などになって剥がれ落ちるサイクルのこと。正常な状態では約4週間かかると言われていますが、加齢やストレスなどで周期は伸びていき、肌トラブルの原因になります。

体のすべての細胞は酸素を取り込んでエネルギーを作ることによって活性化され、組織として活動をしています。そのため酸素が不足すると組織自体の衰えが進行します。皮膚の一部の「表皮」は厚さ0.2ミリで、下部にある基底層には毛細血管が真皮乳頭として接していて、新しい細胞が生まれます。

有棘層【表皮の中で一番厚くリンパが流れている他、知覚神経もあります】、顆粒層【外的刺激から皮膚を守る働き】の近くには毛細血管はありません。しかしこれらの細胞は生きています。一番外装にある角質層【死滅細胞ではあるけれど、外的刺激から皮膚を守るバリア機能を担っています】は、下部の生きている細胞が、上へと移動する間に変化してきています。

しかし、その生きている表皮細胞は常に酸素が不足しています。そのため活力が低下し、角質層がしっかり作られず、老化肌や乾燥肌になってしまうことになります。表皮のバリア機能が低下しますので、シミ・しわなどのトラブルも発生してしまいます。

酸素補給水を使用した化粧水を使用しますと外側から水分と共に溶解型酸素を表皮に与えることになります。角質層内にある天然保湿因子(NMF:水溶性の成分)や細胞間脂質(細胞同士の間を埋めている脂質のこと。主にセラミドや脂肪酸で構成されている)などは、元々は表皮細胞内にある成分ですが、加齢やストレスなどの原因により、共に自らの力で創る力が低下していきます。しかし酸素を与えることによって表皮が活性化されます。

表皮自体が活性化さると角質層を健康に保つ為の上記の様な成分がしっかり作られます。その結果肌測定でも保湿力が向上するとともにエモリエント性(皮膚からの水分蒸散を抑えてうるおいを保ち、皮膚を柔らかくすること)も高まる効果が出ています。肌を乾燥から守ることは肌のバリア機能を高め肌トラブルの予防として大切なケアになります。

酸素補給水は飲用と共に肌に対しても良い結果を出しているので、酸素を原料とした化粧品を使用すると良いでしょう。