発声と健康の関係について

一般社団法人 日本発声医学協会 代表理事 野口千代子氏

誰でもできる簡単でわかりやすい呼吸体操と健康づくり

生き活き歌うための十カ条

歌のレッスンやステージに向けて、いつも心がけて実践していることをまとめてみました。

  1. 朝の快適なお目覚めは十分な睡眠から
  2. 栄養バランス整えて食事はいつも腹八分目
  3. ぬるめのお風呂でリラックス 体と心を暖めよう
  4. 冬も夏も 冷えと乾燥からのどを守って風邪予防
  5. 適度な飲酒と禁煙でイガイガのどにさようなら
  6. 体操続ける習慣は柔軟で強い筋肉作ります
  7. 楽しい気持ちがふくらむと歌う声にもツヤが出る
  8. 毎日を気の合う仲間と親しんで一日一笑
  9. 腹から出した大声は健康のバロメーター
  10. ながーく息を鼻から吸って ながーく息を口から吐く これ即ち長生きの秘訣!

簡単にできる10分間の呼吸体操

1. 体操のねらい
  • 体をリラックスさせて筋肉に柔軟性を与える
  • 胸や腰の関節の動きを滑らかにする
  • 左右の筋肉のバランスを整えることで良い姿勢を保つ
  • 腹部の筋肉を良い状態に維持する
  • 血液の循環を促すことで体を暖め、精神的なストレスを減らす
2. ご注意
  • 体操は椅子またはベッドに腰掛けたままで行える内容です。安定した安全な場所で体操を行ってください。
  • 体操の回数は無理することなく少しずつ増やしていきましょう。それぞれの種目を、最初は3~4回くらいから始めましょう。
  • 動かす範囲は小さいところから始めて徐々に広げて生きましょう。
  • 動かす速さはゆっくりと行ってください。
  • できるだけ毎日続けましょう。
  • 腕や腰などに痛みがある場合は体操を控えてください。