第12回講演会報告

今回は「心と脳を科学する」をテーマに、理化学研究所の片岡洋祐氏、俳優で気象予報士の達純一氏の講演を企画しました。

第一部

講演会

片岡洋祐氏の講演ははじめに疲労について疫学的な調査、脳科学的な解析について述べられた。これらの研究に基いて開発されたこころの測定法を数値上で示された。現代はメンタルタフネスが必要との見解から実地に測定されたこころの動きを座標を使い数値をデータで紹介された。紹介された実測値のデータから演題である「 “こころ” を測って幸福度がアップ」されることが理解できた。参加者から「疲れをデータ化するアプリに期待する」等の意見をはじめ好評がアンケートによせられた。

達 淳一氏の「それもまた、相身互い」の講演ははじめに障害を持つ方への自分の考えを述べられた。幼い頃の経験を話され、それらの経験の積み重ねから生みだされた現在の仕事への意欲、人生観を話された。最後に自分が目指す頂点に至る道程を歩むなかで、障害をもつ方達が前向きで自信を持って生き抜くために自分もかかわっていきたいと強調された。

講演後指導した障害を持つかた(7名)による殺陣の演舞が披露された。演舞は参加者全員に深い感動を与えた。

第二部

交流会

北出聡美氏率いる、鍵盤ハーモニカ隊の演奏ではじまり、前回講演会で講師を務めてくださった ボイストレーナーの野口千代子氏が乾杯のご挨拶をしてくださいました。
途中、「一滴の酸素」を、南友里氏が佐々木秀雄氏のバイオリン演奏と伴に歌ってくださり 鍵盤ハーモニカ隊の菱池氏との特別セッションもあり、講師の方たちを交え、情報交換など楽しく 歓談しました。
最後に理事長の松本が皆さまへ御礼申し上げました。