
上杉 健一郎 氏(株式会社LABバイオテック 学術営業)
LABバイオテック社とは?
乳酸菌の研究開発を通じ健康社会を創出する
北大発認定スタートアップ企業
今回はWOX®のメディサイエンス・エスポア社と健康機能を追い求めるベクトルで意気投合し、実験の実施に至る。
■今回のウサギを使用した実験について
背景:1)WOXの浣腸で体に酸素補給が出来るか?
ヒト16人で検討し、酸素補給できることが確認されています。
2021年7月にPCT申請(米国,中国,日本)。現在審査中。
2)2024年9月のイグノーベル賞:「お尻から呼吸する能力がある
ことを発見した」武部貴則 教授(東京医科歯科大学,大阪大学)
特殊な酸素溶液開発して臨床に役立てたい。
目的:ウサギで浣腸効果を再確認。ヒト結果と併せてWOXを紹介する。
対象:ペットショップが飼育する年齢,性別,健康状態が異なるウサギ10羽
尚、ウサギでの酸素補給検討は前代未聞であったため、
今回はプレリミナリーな検討として報告する。
また、無麻酔でのウサギの取り扱いに不安もあり、扱いに慣れている
うさぎ専門店pets-club:大里氏と工藤氏にお願いした。
方法: 1)WOXを1ml 肛門より直腸に投与。
投与前後でSpO2と毛細血管観察内容を比較する
2)WOXを1ml経口投与。投与前後で同様に比較する。
試験概要:
1)検体数:10羽
2)経口:1ml
3)浣腸:1ml
4)検査機器①:動物用パルスオキシメータ 「AniPal」 ㈱キムラメド製
5)検査機器②:毛細血管観察器 「Anyty」 スリーアールソリューション㈱
エンドキャップ(x100)
6)測定部位①:体の皮膚(首、耳)
7)測定部位②:指(100倍)
8)検査画像①:経口投与
9)検査画像②:直腸投与
10)検査画像③:動物用パルスオキシメータでの測定
11)検査画像④:毛細血管観察器での観察



1羽が実験中に亡くなりました。元々3日間ほど水も飲めないほど弱っていたらしく、動物病院でも手の施しようの無い状態でした。最後の手段としてWOXの実験に参加させましたが、大変残念でした。SpO2の増加傾向はあったようです。



結果とまとめ
・10羽のウサギで、WOXの直腸投与と経口投与での酸素補給効果を検討した。
・検査機器には「動物用パルスオキシメータ」と「毛細血管観察器」を使用した。
・動物用パルスオキシメータの検査部位は「首」と「耳」とした。
・毛細血管観察での検査部位は「指」とした。
・WOXの投与量は、浣腸、経口とも1mlとした。
・WOXの直腸投与後、経口投与後にSpO2が上昇した。
・毛細血管観察はWOXを投与後数秒で赤くなり毛細血管が確認しやすくなった。
・ウサギを使用した今回の検討では、WOXの補給で数秒後にウサギ体内に酸素補給できることが確認された。
・検査機器、検査部位が特定できた。
・次回の検討に繋げたい。
最後に実験にご協力頂いた皆様、誠にありがとうございました!

実験協力:うさぎ専門店pets-club(神奈川県横浜市) 大里美奈氏、工藤美佐氏