アトピー性皮膚炎とサイエンスコミュニケーションとは?

皆様、こんにちは。
夕暮れが早くなり、夏の終わりを感じますね。
日中はまだまだ、汗ばむ日が多いですがお肌の調子はいかがでしょうか?
夏の強い紫外線を浴びたお肌はターンオーバー(お肌の再生する周期)が乱れがち。ぜひ今一度
、お食事の内容やスキンケアの見直しをして秋の乾燥に備えましょう。ご相談もいつでも受け付
けています♪
さて、突然ですが皆様”サイエンスコミュニケーション”という言葉をご存知でしょうか?
私は最近この言葉を知ったのですが、早速調べていると、ある事に気が付きました。
それは、このNPO法人QOLサポート研究会にて自分が、知らず知らずのうちにサイエンスコミュ
ニケーションに触れていた!!という点です。(どの様な経緯で触れていたのかは後半で綴りた
いと思います。)
アトピー性皮膚炎の患者様にとって、この言葉、この活動に積極的に関わっていく事は、情報過
多の時代だからこそ凄く必要な考え方だなと私は感じました。もし、このblogを通して共感して
いただけましたら、ぜひ皆様にも参加していただきたいと思っておりますので、ご一読くださる
と嬉しいです。
サイエンスコミュニケーションとは
サイエンスコミュニケーションとは、科学者と非科学者の対話を指します。
サイエンスコミュニケーションの目的
●科学者は、科学の面白さや社会的な課題を一般の人々に伝えていきながら、一緒に考え、お互い
の価値観をすり合わせていく事。
●非科学者は、科学に対する理解や関心を高めることで、科学的な思考や判断力を身につけていく
事。結果として、自分で意思決定が出来るようになる事。
●科学と社会の関係をより良くする事。
サイエンスコミュニケーションの形式
●科学博物館やプラネタリウムなどで、展示や実験を見たり体験する
●科学雑誌やテレビ番組、ウエブサイトなどで最新の情報や話題を知る
●科学者や専門家と直接対話をしたり、議論したりする
●市民科学プロジェクトに参加して自分で観測や分析を行ったりデータを提供したりする

サイエンスコミュニケーションは、科学の楽しさや重要さを伝えるだけでなく、科学の方法や過
程、限界や課題も伝えることが大切とされています。
科学は常に変化し続けるものであり不完全とされていて、リスクを伴う場合もあるので、非科学
者が科学に対する批判的な姿勢や倫理的な観点が合っても良い場とされています。
 非科学者が科学リテラシーを高め、安全基準を知る事の重要性
私がサイエンスコミュニケーションという言葉を知ったきっかけは、ボストン大学準教授の塩田佳代子さんの発信でした。お話の中で、今日ではSNSが爆発的に普及し、科学リテ
ラシーを持たずに主観で発信してしまう非科学者と、何十年もの研究をしてきた科学者とが同等
に情報発信が出来てしまう事について危惧なさっていました。
拡散力と正しさはイコールでは無いのは私も凄く感じていたので共感の嵐でした…。
(例えば、コロナウイルス・ワクチン・原発の放射能のお話など)
実際にアトピー性皮膚炎に関する情報も、SNS界隈では薬を悪と断定し、お医者さんの判断無に
脱ステロイドを進めているアカウントは多くあります。見かけた方も多いのではないでしょうか

私自身、悪化するアトピー性皮膚炎を薬のせいにしてしまう事は通ってきた道なので、藁にもす
がる思いの時こそ、まずは科学リテラシーの強化!だなと今になって痛感しています。自分の中
で焦りが大きくて、判断基準が無い時って自信満々の人の声や完治した!という言葉がとても響
きやすいのですよね…
皆様は普段、どこから情報を得ていますか?信頼できる発信源の見極めはどこでなさっています
か?
安心材料の選択を間違わないためにとても重要だなと感じます。
正しく知る、正しく怖がる
最後に、冒頭でお話しした、私が知らず知らずのうちにサイエンスコミュニケーションに触れて
いた経緯を記して終わろうと思います。
私は6年前にこのblogの母体である、NPO法人QOLサポート研究会に出会いました。
まず、酸素の勉強会に参加しその後、色々な分野の専門家の方の講演会やお話しを聞く機会が増
えました。どんどん色々な事に興味や疑問を抱くようになり、世の中の商品やニュースがこれま
でと違って見えるようになりました。アトピー性皮膚炎についても同様に、沢山のなんでだろう
?が生まれてきて、今となっては、これまで疑問がなかったのが不思議なくらいです。
特に、NPO法人QOLサポート研究会の情報発信で安心したのはコロナウイルス蔓延時でした。
専門家の方の発信を直接聞けた事に物凄く安堵をしたのを覚えています。(この情報はFacebook
でも多く拡散されていました。)

私がNPO法人QOLサポート研究会で辿ってきた6年間は、まさにこのサイエンスコミュニケーシ
ョンの目指す場所と同じ空間だったと言えるのではないでしょうか。
NPO法人QOLサポート研究会には多くの専門家がバックアップしてくれています。ぜひ、皆様と
このコミュニティーを活用していきたいです!お気軽にお問い合わせください。
私はこれからも、科学的根拠のある事実や、その事実がアトピー性皮膚炎克服に向けて与える影
響や価値を、アトピー性皮膚炎の患者様と共有できるよう勉強を継続していきます。
読んでいただきありがとうございました。