脱ステロイド前に知りたかった事②

だんだんと秋の気配を感じますね。

私たちにとって過ごしやすい季節がやってきます!!

お肌の調子はいかがですか?

今回は前回の続き[薬を知るという事]について

決して、薬を批判しているのではなく

むしろ“薬と上手に付き合っていく“という選択肢を残すために

私たち、アトピー性皮膚炎の患者様・アトピー性皮膚炎の患者様を支えるケアラーの皆様が

理解をしておくべきだなという想いからです。

目次

ステロイドという薬をどのくらい知っていますか?

アトピー性皮膚炎の患者様で飲み薬・塗り薬と、

ステロイドという薬を処方されない人はほぼ、いないのではないでしょうか。

名前にステロイドという文字が入っていないけれど強いステロイドだったのか!という事も私はありました。

ステロイドというお薬は様々な病気でも使用されていますが、

私たちアトピー性皮膚炎の患者が即効性を特に感じるのは

皮膚の炎症・痒みが落ち着く事ですよね。

ステロイドはもともと自分の体内で作られている副腎皮質ホルモンを

化学的に合成して作られた薬です。

作用としては、天然のホルモンと同様に、炎症・免疫・アレルギーを抑える働きがあり、

その作用により、痒み・湿疹・赤みなどの炎症が抑えられるため、皮膚科では頻繁に使用されます。

ここで、患者様ご自身で考えていただきたいのが、天然のホルモンと同じ働きをするという点です。

私も最近知ったのですが、ホルモンというのは作用するところは1臓器のみでは無いという事。

となると、天然のホルモンと同じ働きをする人工のホルモンを、必要な量以上に使用してしまった場合

他の臓器に影響を与えてしまうのではないか?。。。。

また、ホルモンというのはごく微量で身体に作用し、

例えるのであれば、スプーン一杯で50mプールすべての量をカバーできる

パワーがあるとの説明もありました。

皆さんはどう思われますか?

薬のリスクとベネフィット

アトピー性皮膚炎の場合、例えば…

●ステロイド外用剤を使用➡︎皮膚の炎症が早く治まる

         ➡︎痒く無い・生活のQOL高まる

これは最大のベネフィット

●ステロイド外用剤を使用➡︎血管が収縮する

        ➡︎酸素や栄養や免疫細胞の輸送が届かない箇所が生まれる

        ➡︎免疫システムが落ちる

これはリスク(副作用 

が思いつきます。

リスクとベネフィットを知っていれば

なるべくリスクを抑えるためには

何をしたら良いか?を考える事が出来ますよね。

リスクのみにフォーカスをしたり

悪化する状態に危機感を覚え、一気に薬を辞めてしまうと…

そうです、通称、リバウンドがやってきます。

昔の私ですね。

なぜ、リバウンドがやってくるのか。

私はその理由を

副作用を無視して、薬を悪者にしていました。

皆さんはなぜリバウンドと呼ばれる症状が出ると思いますか?

次回はこの点について書こうと思います。

読んでくださりありがとうございました。

季節の変わり目、お身体ご自愛くださいませ。